今回は脳転移に伴う放射線治療のため入院したことを書いていきます。
3月14日はもともと診療日でしたが、脳転移発覚に伴い、入院日に変わりました。
病院に出発する朝に妻と娘にホワイトデーのお菓子をプレゼントして、しばらくお別れです。
入院期間は3週間くらいと事前に聞いているので3月中は会えないかな。
妻と車で病院に出発して、病院到着後は入院手続きをして、病棟にご案内。もう4回目の入院なので慣れたものです。
そして、手続きも終わって、病室でお昼ご飯を食べたら、午後から妻と一緒に放射線治療の先生と初めての診療です。
主治医の先生から電話で簡単にしか聞いていなかった治療の詳細を担当の先生から教えてもらいました。
- 複数箇所の単位があるため全頭照射による放射線治療を行う
- 「4グレイ×5日間=20グレイ」の放射線をする(つまり5日間です)
- 癌が縮小する可能性は70%
- 全頭照射後に局所照射することは可能
- 副作用は頭痛、倦怠感、吐き気、痙攣、一時的に手が動きづらくなる
- 毎日ステロイドの点滴をする
- 効果は2〜3週間後に現れてくる(すぐに癌は消えない)
- 明後日から放射線治療を開始する
だいたいこんな感じの説明を受けたと記憶してます。
放射線治療の同意書にサインをしたら、自分の頭に合った頭部を固定するための器具を作るみたいです。
暖かいカゴみたいなものを顔に乗せられて固めたものがこちら。
これがボクの頭の形ですw
この器具で頭を固定して放射線治療を受けるみたいです。
そして、2日後。入院3日目の9時です。
その器具を使って初回の放射線治療が始まりました!
まずはCTみたいな医療機器のベットに横になります。
次に頭を固定するため作った器具を装着。これで頭は動きません。
ついに放射線治療スタートです。
そのままベットに横になっているだけです。
放射線治療を行なっているんでしょうが、光なので何も感じません。
機器の音や若干の風を感じる程度です。
「癌よ、飛んでいけ!!!」とお願いしながら、ただただ待つだけです。
そして約5分くらいで治療は終わりです。
事前準備を含めても15分くらいで終わりました。
放射線治療が終わった後は特に何の違和感もなくそのまま病室に戻るだけです。
これが5日間続きました。
治療は平日のみなので実際に放射線治療したのは、【3月16、17、20、22、23日】です。
副作用はというと、最初の2回はほとんど副作用はありませんでした。
副作用が辛くなってきたのは3回目以降です。
3回目は放射線治療のあとお昼ご飯後くらいから身体が怠くなって少し気持ち悪さを感じるようになりました。
3回目の次の日はたまたま祝日だったので1日休めたのは大きかったです。放射線治療をやらないと気持ち悪さは落ち着きます。
4回目と5回目は、副作用が一番辛かったです。
嘔吐するほどではないのですが、船酔いや車酔いというか二日酔いというような感覚の気持ち悪さです。
全身の倦怠感がすごくグッタリでお昼ご飯を食べると眠くなり2時間くらい寝てしまいます。
副作用を総括すると、普通に動けたし食欲も落ちなかったので、正直すごい辛い副作用ではありませんでしたが、頭に放射線をあてただけなのに思ったよりも副作用があることにびっくりしました。
でも、すごい辛い副作用ではなかったので良かったです。
次回は、抗がん剤スタートのお話です。
みらい☆とわ