こんにちは!
ブロガーのみらい☆とわです。
突然ですが、子供に「癌」という病気をどのように伝えるか困りますよね?
我が家も色々と考えて対応はしていましたが、本当にこのやり方が合っているのか悩んでいました。
そんなとき、病院から子供のサポートをしている『チャイルドケア面談』というのがあるから受けてみては?もいうご提案をいただき、実際に妻と面談してきました。
そこで今回は、
・チャイルドケア面談について
・我が家はどのように子供に伝えたか
・子供に伝えるときに役立つ絵本
を発信したいと思います。
子供に『癌』という病気をどのように伝えれば良いか悩んでいる方の少しでも参考になればいいかなと思います。
- チャイルドケア面談とは?
- チャイルドケア面談することになったきっかけ
- 我が家の子供達への伝え方
- 専門家から見た我が家のご評価
- 子供に伝えるときに役立つ絵本
- 子供がからだに興味を持ち始めたので実践したこと
- まとめ
チャイルドケア面談とは?
自分が行っている病院では、「がん相談支援センター」という部門で対応してくれており、がん看護専門看護師や認定看護師、医療ソーシャルワーカー(MSW)さんが、がんの治療や療養生活全般の質問や相談に乗ってくれています、ら
その一環として、チャイルドケアも対応してくれています。
もともとは小児がんの患者さんに向けて病気をことをどう伝えるかなどのサポートがメインだったようですが、対象を拡大してがん患者の子どもに向けても心のケアや支援に取り組むようになったらしいです。
チャイルドケア面談することになったきっかけ
入院手続きをしている最中にたまたま子供の話になり、「入院のことを子供にどう伝えたらいいか心配している」とお伝えしたところ、看護師さんからご提案を頂いたのがきっかけで面談させてもらいました。
入院期間中に病棟の看護師さんに予約を取ってもらい、退院日に合わせて妻と面談させてもらいました。
病棟と支援センターの連携も素晴らしく我々としては感謝です。
我が家の子供達への伝え方
我が家は5歳と3歳の子供がいますが、癌という病名は伝えていませんでした。(4月で上の子は6歳になります。)
上の娘はすごくおしゃべりなので保育園の先生や生徒に全部しゃべってしまうかなと思い伝えないことにしました。
別に保育園の先生や生徒、保護者の方に病名を伝えることは個人的には抵抗はないのですが、伝えることで必要以上に心配してくれて普段と対応が変わってしまうのも少し嫌だったので。
保育園には園長先生と担任の先生に妻からこっそり伝えてもらっています。
運のいいことに良い先生なら恵まれて、保育園からも子供のお迎えなど全面的なサポートをいただいており感謝なら言葉しかありません。
さて、本題ですが、我が家では子供にどのように伝えているかというと、
「パパの身体には病気があって、なかなか治りづらいけど、そのチクチクと戦うために蟹さんの病院に行ってるんだ」
と伝えていました。
癌は「cancer」なので、蟹と同じ単語なんです。なので、うちでは蟹さんの病院と言っています。
専門家から見た我が家のご評価
チャイルドケア面談はソーシャルワーカーの女性の方が対応してくれて、だいたい30分くらいで終わりました。
まずチャイルドケア面談とは何か説明してくれて、その後は子供とどう向き合っていくかの一般論について教えてくれて、最後に我々のお悩み相談でした。
専門家から見た我が名の対応ですが、お褒めの言葉を頂きました!
もちろん家族の状況によってケースバイケースですが、5歳と3歳であればまだ『癌』という病気は理解できないと思うので、伝える必要はないとのこと。
ただ定期的に通院したら、入院したり、手術していたりすれば、子供は何か起こっているのか不思議には思っているらしいので、嘘はつかずに現状を伝えてあげることが必要らしいです。
伝えるうえでのポイントは、「どこに、どんな、いつ、どれくらい」を意識して伝えると良いそうです。
例えば、「蟹さんの病院に、注射するために、明後日からから1週間入院してくるね」など。
また、治療中に副作用が出るかもよということは伝えておくと後々自分自身が楽になるそうです。
伝えタイミングとしては、子供に予防接種の注射をいつ受けるか伝えるのと同じ感覚で良いみたいで、治療の1〜3日前くらいが一般的だそうです。
あと、薬を大量に飲んでいると心配になる子供もいるみたいで、「からだのお助けにとっても良い味方なんだよ」なんて伝えると安心するみたいです。
蟹さんの病院という表現もご評価いただきました!
これはあくまで我が家の場合なので、小学生のお子さんなどはもう病気を理解できるので伝え方も変わってくると思いますので、あくまでご参考のひとつにしてください。
子供に伝えるときに役立つ絵本
さて、チャイルドケア面談を受けているなかで、子供に病気を伝える際に、本を使って伝えると理解しやすいと教えてもらいました。
3冊の本をご紹介いただきましたので、せっかくなのでご紹介します。
パクパク、ゴックン、ゴロゴロ、ポットンえほん
人がモノを食べ、排泄するまでのしくみがしかけえほんになりました!蛇腹に長ーく伸びた小腸をのぞくと、食べ物が栄養に変わるしくみが分かり、つまみを引くと食べ物が食道を通る様子が見られます。ユーモラスなしかけとポップなイラストで楽しみながら体のしくみが学べる本です。
パクパク、ゴックン、ゴロゴロ、ポットンえほん|動画あり|絵本ナビ : スティーブ・アルトン,ニック・シャラット,うえのかずこ みんなの声・通販
ある日、お父さんお母さんが がんになってしまったら
父親・母親が がん になってしまった子どもたち。 がん に対する理解を深めることで、子どもたちが穏やかに安心して生活をするための道標となるよう、わりやすく解説。
父親・母親に対しては、がん に関してマイナスな面ばかりに捕らわれるのではなく、子どもたちのために今ある命をどう生かすか、子どもたちにどう接すればよいのかなどの方法や考え方を絵本として紹介しています。
ひとりでも多くの がん をもった方とその家族が、子どもたちのおかれている状況を理解するために、ご利用いただきたいと願っています。
どうなってるの?からだのなか―めくって楽しい57のしかけ
食べたものは体のどこに行くの? 脳はどんな働きをしているの? 体のなかの仕組みを、57のしかけとともに紹介。器官のイラストをめくると、解説と新しいイラストがでてくるしかけで、体内の働きが分かる。
どうなってるの?からだのなか めくって楽しい57のしかけの通販/ケイティ・デインズ/コリン・キング - 紙の本:honto本の通販ストア
子供がからだに興味を持ち始めたので実践したこと
我が家では本を使って病気のことを伝えるとことはしませんでしたが、先日の入院をきっかけに、『からだ』についてすごく興味を持ち始めました。
なので、3つのことをやってみました!
NHK『バビブベボディ』を見せた
3月22~24日にNHKで放送する予告をたまたま知って、面白そうだったので予約したところ、子供たちは大ハマり!いつも録画を見ていますね。体の仕組みが人形を使って説明してくれるのですごくわかりやすいです!
『ちょうしんきつき からだずかん』を買ってあげた
なんと言っても本物みたいな聴診器がついているのがGOOD!いつもお医者さんごっこを楽しんでします。実際に心臓の音も聞こえるのですごいです!
『人間 いのちの歴史 小学館の図鑑・NEO』を買おうと思っている
小学館の図鑑『宇宙』が家にあって、新しく『人間』が欲しいと言っています!勉強することはいいことだし買ってあげようと思っています。
まとめ
チャイルドケア面談を受けて、我が家の伝え方が間違っていないことに安心感を覚えました。
そういう意味で、チャイルドケア面談を受けてすごく良かったです!
おそらくどこの病院でも規模は違えど、がん患者さんをサポートしている部門があるはずです。
もし少しでも気になることがあれば相談してみるのもアリだと思います。
お子さんをケアしながら治療を続けていくのは大変だと思いますが、サポート機関を上手に活用しながら治療に集中できる環境を作っていきましょう!
頑張りましょう!
みらい☆とわ